ポーカーのポジション【ボタン】を解説!決める方法・立ち回り方・注意点
他のポジションへの理解も深めよう!
緻密な確率計算やブラフなどの駆け引きによって、勝敗が決まるポーカー。
2~10人ほどのプレイヤーが一堂に会するゲームであり、アクションの順番を左右するポジションが最も大切になってきます。
その中でも、「ボタン」は最後にアクションを選択するため、最も有利なポジションです。
本記事では、ポーカーのポジションの決め方やアクションの順番から、ボタンが有利な理由やボタンの立ち回り方まで詳しく紹介します。
他のポジションの特徴や強さも、あわせて解説。ポーカーで有利に立ち回れるようになりたい方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
ポーカーのボタンとは?
ボタン(BTN)は、スモールブラインド(SB)の右隣にあるポジションです。
別名「ディーラーボタン」とも呼ばれています。
多くの場合、ボタンの前には目印として「DELER」や「D」と書かれた丸いボタンが置かれます。
ボタンはカットオフ(CO)と同様、レイトポジション(後半でアクションを選択できるポジション)に属し、ラウンドの最後にアクションの選択が可能です。
他のプレイヤーの選択を見届けた後にアクションできるため、最も有利なポジションとなります。
例えば、コールやレイズをした人がいれば、それなりに強い役ができると確信してのことでしょう。
そのため、自分の役に自信がない限りは、ボタンは潔くフォールドを選択できます。
逆に、皆がチェックした場合は、強い役を作れそうな人がいないということ。ボタンの手元に有効な役があれば、ベットを選択できます。
このように、ボタンは周りの動きを見た上でアクションできるため、実はあまり強い役を持っていなくてもゲームへ参加し続けられます。
ハンドレンジ表でも、有効とされるカードの組み合わせの幅が、他のポジションより広くなっています。
ボタンのポジションを決める方法
ポーカーのポジションは、ディーラーが配るカードの数字や絵柄を使って決めます。手順としては、次のとおりです。
プレイヤーが席につく
ディーラーが左端から1枚ずつカードを配る
カードの数字を見比べる
数字が最も大きい人がボタンに決定
なお、同じ数字の場合は、マークでボタンを決めます。マークの強さは、次のとおりです。
スペード(最も強い)
ハート
ダイヤ
クラブ(最も弱い)
ポーカーのポジションの順番を紹介
ボタンとして有利に立ち回るためには、他のポジションについての理解も深めておく必要があります。
それぞれのポジションの特徴や強さを簡単に見ていきましょう。
スモールブラインド(SB)
ボタンの左隣であり、ゲーム開始前に所定額の強制ベットを行います。プリフロップのみ、ボタンの後にアクション可能です。
その際は、現在のベットと強制ベットの差額を追加、あるいは上乗せするかという選択になります。もちろん、フォールドも可能です。
しかし、フロップ以降は最初にアクションするため、非常に不利なポジションといえます。
プリフロップについて詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてください!。
ビッグブラインド(BB)
SBの左隣であり、SB同様、ゲーム開始前の強制ベットが必要です。ただし、その額はSBの倍となります。
プリフロップにおける動き方はSBと同じで、ベット差額の追加や上乗せなどを選択できます。
SBの後にアクションできるため、プリフロップに限っては最も有利なポジションです。
フリップ以降はSBに続いて2番目にアクションすることになり、こちらも不利なポジションといえるでしょう。
BBについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
アンダーザガン(UTG)
BBの左隣にいるポジションであり、プリフロップでは最初にアクションを選択します。
フロップ以降も、SBやBBに続いて序盤に動く必要があり、全体的に不利なポジションです。
自分の前に動く人が限られているため、よほどの役がないと強気のアクションはできないポジションです。
有効な役がない場合は、潔くフォールドした方が身のためでしょう。
アーリーポジション2(EP2)
8~10人でポーカーをする際、UTGの左隣に設定されます。7人以下のときは設定されず、アーリーポジションはUTGのみです。
すべてのラウンドにおいてUTGの後にアクションするため、プレイ上の有利さでいえば「中の下」くらいでしょう。
アーリーポジション3(EP3)
10人でポーカーをする際にのみ、EP2の左隣に設定されるポジションです。
ラウンドが進み、フォールドでプレイヤーの人数が減ったときには、真っ先になくなるポジションでもあります。
プレイ上の有利さは、EP2と同程度。しかし、人数が減った場合には、減るポジションが自分よりも前か後かで変わってきます。
自分よりも前のポジションが減ったときには、アクションするタイミングが早まり、不利になりがちです。
逆に、自分よりも後のポジションが減ったときには、アクションをするタイミングが後ろにずれ、周りの動きをよく見た上で判断できます。
ミドルポジション1(MP1)
6~10人でポーカーをする際、アーリーポジションの左隣に設定されるポジションです。
なお、6人でプレイするときのMPは、UTGの左隣となります。
順番としては後半に入るため、前半のポジションよりは有利です。
コールやレイズができる役の組み合わせも、UTGやEPより広がります。
ミドルポジション2(MP2)
MP1の左隣にいるポジションであり、プレイ上の有利さはMP1とほぼ変わりありません。
EP同様、自分よりも前のポジションが減ったときには、アクションするタイミングが早まり、不利になりがちです。
ただし、自分よりも後のポジションはCO、BTNのみとなるため、両者がすでにフォールドしていた場合は最も有利なポジションになる可能性も出てきます。
ハイジャック(HJ)
COの右隣であり、終盤にアクションできる比較的有利なポジションです。
特にプリフロップにおいては、レイズによって他のプレイヤーをフォールドさせることでチップを獲得する「ブラインドスティール」を仕掛けやすいポジションです。
この動きが「ハイジャック」に似ていることから、この呼び名が付けられました。
カットオフ(CO)
ボタンの右隣であり、レイトポジションに属します。
その強さは、ボタンに次いで2番目です。コールやレイズができる役も、ボタンの次に幅広くなっています。
ボタンの動きには注意する必要はありますが、他のポジションにくらべると強気の勝負も仕掛けやすいポジションといえるでしょう。
ディーラーボタン(BTN)
コールやレイズが有効な役も最も多く、ポーカーで一番有利に動けるポジションです。
自分より前のプレイヤーが選択したアクションと、自分が持つカードの強さから、適切なアクションを選択できます。
たとえ若干弱い役で次のラウンドに進んでも、いざとなれば心置きなくフォールドでき、損失を出さずに済むポジションでもあります。
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まとめ:ポーカーのボタンは最も有利なポジション
ポーカーポジションのボタンはプリフロップでは終盤、その後のラウンドでは最後にアクションを選択できるポジションです。
そのため、さまざまなポジションの中でも、順番的に最も有利な立ち位置といえます。
他のポジションも位置によっては有利なものの、ボタンにはおよびません。
もし、ボタンにつく機会があれば、少々心もとない役でも積極的にベットしていくのもひとつの方法です。
その際は、周囲の動きをよく見て、有利に働くアクションを選択していくのが大切です。
ポーカーの勝率を上げたい方は、各ポジションの特徴や強さを良く理解して、上手に立ち回っていきましょう!
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