ポーカーのテルを見極めよう！癖を見抜くコツとよく見られる行動を解説

ポーカーは心理戦の要素が強いゲームです。したがって、感情は極力悟られないようにしなければなりません。

ポーカーフェイスという言葉も、相手に心を読まれないようにするという意味で使われます。

心を読まれてしまうと手の内まで見透かされ、負けが大きく近づいてしまいます。

逆を言えば、相手の心を読み取ることができれば勝利が大きく近づくということです。

相手の感情を読み取るヒントとなるのが、プレーするときの癖です。ポーカーではこれを「テル」と呼びます。

テルは、対面のポーカーにおいて勝率を上げるための必須スキルです。

テルを見抜くコツや代表的なテルをまとめたので、ぜひ参考にしてください！

ポーカーのテル（癖）を見抜く3つのコツ

テルには手の動きや表情といった身体的なものから、無意識で行ってしまう行動など、さまざまなものがあります。

それを見抜くコツや代表的なテルをこれから紹介していきますが、100％ではないと言うことは覚えておいてください。

あくまでも「癖」なので人それぞれです。上級者であれば、駆け引きのテクニックとして使うこともあります。

それを踏まえた上で、テルを見抜く3つのコツを紹介します。

決めつけは判断力を鈍らせるので、盲信し過ぎず冷静さを保ちながら実践してください。

相手プレイヤーをよく観察する

相手を観察することは基本中の基本です。当たり前のことですが、これが真髄へとつながります。

長時間一緒にプレーしていても、確信を持てるテルはひとつも見つけられなかったということは珍しくありません。

糸口さえ見つけられないことだってあります。観察は辛抱強く行わなければなりません。

以下は観察すべきポイントです。相手の全身に注意を払い、おかしなポイントがないか見極めてください。

• 目…どこを見ているのか、視線が定まっているか

• 手…チップを触るといった特有の動きがないか、体のどこかを触っていないか

• 足…テーブルの下で不自然に動いていないか、組み替えたりしていないか

• 姿勢…前のめりになっているか、ゆったりと座っているか

• 呼吸…落ち着いているか、荒いか

観察するタイミングは自分がフォールドしているとき

もっとも観察しやすいのは、自分がフォールドしているときです。フォールドとはゲームを降りることを指します。

プレー中であれば、相手も自分のことを見ています。

互いに観察し合った状態では、テルを見つけるのは困難です。テルと見せかけて駆け引きをしかけてくる可能性もあります。

また、フォールドしているのであれば、ゲームについて考える必要がないので思考に余裕が生まれます。

ラットな状態で相手を見定められるというのもメリットです。

普段の動きとそうでない動きを区別する

「落ち着きがない。これはテルだ」と決めつけてしまうのは早計です。相手はもしかしたら、普段から落ち着きがない人なのかもしれません。

ゲーム開始直後などの通常時と、重要な局面との動きを比べてみてください。

違いがあれば、それがテルを見つける手掛かりになるかもしれません。

重要な局面での動きが鍵となります。そこでおかしな動きがないかを見極めるために、通常時からしっかり観察するようにしましょう。

「ブラフ（はったりのこと）ですか？」というように言葉で揺さぶりをかけてみるのも有効です。それで得られた反応も重要な手掛かりとなります。

集めた情報を元に「〇〇のときに××する傾向がある」といったテルの仮説を立てます。

それを検証するために必要なのが観察です。観察を繰り返すことで見極めていきます。

ポーカーのテルで多いアクション

よくあるテルを紹介します。人の心理はさまざまなところに現れるので、テルの種類も膨大です。

その中でも代表的なものを集めました。ただし前述の通り、100%ではありません。

癖は人によって多種多様ですし、駆け引きのためにわざとテルに見せかけている可能性もあります。

あくまでも「よくある」テルです。決めつけはせず、判断材料のひとつとして活用してください。

目線

ポーカーはアクションが多いので、目線の動きは必然的に大きくなります。

さまざまな状態を観察できるので、その中からおかしなポイントを発見するのは比較的容易です。

ハンドを確認してすぐに視線を逸らした場合は、強いハンドなのかもしれません。

周囲に悟られないよう、あえて無関心を装っているのです。ハンドとは自分の手札のことです。

瞬きの回数が多かったり、目線の動きが激しかったりするのは緊張のサインの可能性があります。

ピンチなのか、あるいは大きく仕掛けるつもりなのか、要注目です。

手の仕草

手は無意識に動かしてしまいがちなパーツです。そのため、テルが出やすいポイントでもあります。

例えば、顔の一部を触るという行動は、自分の表情を隠したいという心理を表している可能性があります。

指先がせわしなく動いたり、テーブルを指先で規則的に叩いたりしているのならば、焦りや緊張があるのかもしれません。

手の動きでは、特に有名なテルがあります。急にチップを触りだしたときは、強いハンドを持っている傾向が強いというものです。

表情

表情にはストレートに心理が表れてしまいがちです。完璧なポーカーフェイスというのはなかなか難しいものでしょう。

特に、目には感情や気持ちが反映されやすいと言われています。まぶたが下がり、目の焦点が定まっていなかったら、不安のサインかもしれません。

また、口元にも感情は分かりやすく表れます。唇を丸め込む、噛むといった仕草は不安なときによく出るものです。逆に、口を大きく開けているときはリラックス状態だと言われています。

呼吸

人間は緊張すると呼吸が浅くなり、リラックスしていると深くなります。呼吸によって心理的余裕の度合いが測れるのです。

相手の呼吸まで探るのはなかなか困難ですが、重要な情報が得られるかもしれません。呼吸音にも気を配ってみてください。

呼吸が深いときは、必ずしもリラックスしているとは限らないということには気を付けてください。

意図的に深呼吸をしているようであれば、極度の緊張状態にあり、それを和らげようとしている可能性があります。

足の動かし方

足が上を向いていたり、前に放りだしたりしているのは緊張がない状態です。リラックスしていると足の構えもゆったりです。

緊張していると、貧乏ゆすりをしたり、足を頻繁に組み替えたりといった行動を取りがちです。

焦りや興奮の表れということもありえます。ピンチかあるいは、大きく仕掛けようとしているのか、直後の行動に注目です。

テーブルに隠れていて確認は困難ですが、少しでも下半身に気を配っておくと、見えてくるものがあるかもしれません。

アクションをするスピード

人間は嘘をつくときに動きが機敏になると言われています。相手のアクションがいつもより速くなった場合は、警戒を怠らないようにしましょう。

ポーカーでよく言及されているのが、コールのスピードです。コールとは、現時点での最大額をベットするということです。

コールまでのスピードが速いということは、強いふりをしていることが多いのです。つまりブラフです。逆に、コールのスピードが遅いときは弱いふりをしているパターンもあります。

ただし、スピードはコントロールしやすい要素です。裏の裏をかくということもあるので、気をつけてください。

ハンドを何回も確認する

ハンドを気にする回数が多い場合、考えられるのが自分の手持ちの構成が複雑だということです。フラッシュやストレートの見込みがあるかどうか確認している可能性があります。フラッシュは5枚のカードの絵柄が揃うことで、ストレートは5枚のカードの番号が連続することです。

アクションのスピードと同様、自分の意思でコントロールしやすいということには気をつけなければなりません。

何度も確認することが、相手をだますトラップかもしれません。

端から順にカードを確認するといった、いかにもな行動には要注意です。

ポーカーのテルは誰しもが持っているもの

人にはそれぞれ、動きの特徴や傾向があります。目線や体の動きなどは、隠し通すことは不可能でしょう。

どれほどの上級者だとしても、必ずどこかにテルを持っています。

有名なテルの法則に、「強さとは弱さを、弱さとは強さを意味する」という言葉があります。

強そうに見えたら弱い、弱そうに見えたら強いというものです。化かし合いが醍醐味のゲームですから、当然と言えますね。

ただし、テルはあくまでも癖でしかないので、「この場合はこう」という絶対はありません。判断材料のひとつとして有効活用してください。

オンラインカジノジャパン編集部より一言

「テル」とは、ポーカーをプレイする際にあらわれる癖のことです。

ポーカーを制して勝率を上げるためにはテルを見抜くことも重要なので、ぜひプレイに活用したいところ。

全ての人に当てはまるわけではありませんが、ポーカーでなかなか勝てないという方は参考にしてみてください。