フィリピンカジノの盛況

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カジノに関する展示会「G2E(Global Gaming Expo)」が2019年12月3日からフィリピン・マニラのマリオットで開催されることになった。
この「G2E」は毎年10月にアメリカのラスベガス、5月にマカオで開催されている展示会で、カジノ機器や関係する企業が出展するカジノの展示会。
マカオで開催されていた「G2E」では、数年前からオンラインカジノ系の出展が止められて、盛り上がりに欠けていた感があるけれど、フィリピンで開催される「G2E」ではオンラインカジノ系の出展をはじめ、スポーツベッティングやブロックチェーンやサイバーセキュリティー系の出展も行われる模様。




アジアで唯一オンラインカジノを法整備化して、許認可しているフィリピンならではの試みとして、展示会の盛り上がりに期待が高まります。
イベントを手掛けるリード・エグジビション・グレーターチャイナの最高執行責任者であるジョセフィーヌ・リー氏は「このフィリピンの新しい見本市で、G2Eアジアブランドを拡大させて、アジアのゲーミング・エンタテインメント業界に成長とイノベーションのため、新しい機会をもたらすことができることを大変うれしく思う…」と発言している。
なお、フィリピンのカジノ市場は上向きに成長を続けているようで、日系カジノの「OKADA MANILA」は、売上高も拡大傾向、営業の黒字化も視野に入ってきた。
マニラ首都圏では現在4つのIRカジノ施設が稼働している。
もちろん小さなカジノは数多く存在しているが、IR(統合リゾート)と呼べるのは以下の4施設。

①Resorts World Manila

②Solaire Resort & Casino

③City of Dreams Manila

④Okada Manila

今年のお盆シーズンには、多くの日本人が4つの施設に足を運んでいたが、顧客の多くは中国人や韓国人の富裕層、そして地元のフィリピン人富裕層だ。
(2019年8月29日)

カジノジャパン編集長
1968年東京生まれ。高校生時代にテレビゲーム雑誌の老舗「ファミ通」編集部でアルバイトをはじめる。
株式会社角川書店に就職して数々の雑誌編集、ゲーム開発、映像制作などを手掛ける。株式会社ゲームフリークへ転職した後に独立。出版やIT事業など、様々な事業を手掛けた後、タイやベトナムなどアジアを中心とする海外生活をスタート。
2015年にニュージーランドから日本へ帰国、2016年より『カジノジャパン』の編集長に就任する。
『カジノと日本経済』(宝島社)など、カジノ専門誌や数々の雑誌、ネット媒体にカジノに関することを執筆しつつ、IT事業やカジノ関係のコンサルティングなども手掛け、世界各国を飛び回っている。

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